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【開発秘話】スプラトゥーン開発当初は「豆腐」や「うさぎ」だった。どうやって「イカ」に辿り着いたのか

 任天堂の公式サイトに掲載されている社長が訊く『Splatoon(スプラトゥーン)のインタビュー記事をまとめました。

スプラトゥーンの開発秘話や”イカ”に決まるまでのインタビューが詳しくコメントされています。

スプラトゥーン誕生秘話

元は木綿豆腐vs胡麻豆腐

プログラムディレクターの佐藤さんが作った試作が元となっていて、最初は真っ白の迷路の中で豆腐のような”白”と”黒”がインクを発射し合って陣地を取り合う、という遊びでした。

白い方は木綿豆腐、黒い方は胡麻豆腐の設定だったみたいです。

”隠れる”という要素がキモに

この時のマップ画面は同じ3D空間を真上からみたものだったので、自分が塗ったインクの上に豆腐が乗ると色がぴったり重なって保護色で見えなくなることを発見します。

ただ、3D画面の方で確認すると居場所が見えてしまうので、”伏せる”という動作を後から追加しました。

この要素によって「この辺りに敵が隠れているかもしれない」と、警戒する必要が出てきて、ゲームとしての緊張感をもたらすことになります。

豆腐からうさぎに

元々ウサギは白いので、インクを塗られた時にわかりやすい、長い耳が靡くのでアクションも映える、耳の方向でどっちを向いてるのかがわかりやすかったりと、デザイン上の利点がたくさんあったたようです。

うさぎからイカに

インクを塗ることへの合理的な理由を求め

「なんでうさぎがインクを塗るの?」と聞かれた時に、合理的な理由が説明できない状況だった為、「その答えはなんだろう?」と必死で探すことになります。

キャラクターの案として”イカ”は元々あったものの、「これでいこう」と言える形にはなっていませんでしたが、ちょうどその頃、一つのキャラクターにするのではなく「インクの生命体にしよう」という話が上がりました。

”ヒューマン体”の方はインクを発射するというようなアクションができたり、ファッションをカスタマイズできるようにすれば思い入れのあるキャラクターになると考えます。

”インクの生命体”でできること”ヒューマン体”でできることを整理

“インク生命体”でできること、“ヒューマン体”でできることを整理しなおすことにして、ZLボタンで“インク生命体”になり、ZRボタンで“ヒューマン体”がインクを発射する、というように機能を振り分けました。

“インク生命体”でインクのなかに入ると、速く移動するようにしようとか、“ヒューマン体”で敵のインクを踏んだら、足が取られるようにしようとか、一気に問題が整理されていって、

そこで改めて「キャラはどうする?」となり、

「やっぱり・・・イカでしょう」となりました。

 

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